高千穂の近くのキャンプ場 – 服掛松キャンプ場 –

　ブログ書き出しのネタに困ったことはこれまで1度も無かったけど、よく考えたらこの投稿がまだ13本目だからで、13本目にしてついにネタに困りだしたということはいよいよここからが素人プロの正念場ということになる。でも書き出しには困ってもキャンプのネタはまだまだたくさんあるから本当に良かった。毎月1～2回キャンプ場に行っているからしばらくはコンテンツには困らない。いったい誰に言い訳をしているのだろうか。今回は熊本キャンプについて投稿するよ。舞台は服掛松キャンプ場。19年11月の事でございます。

http://fukukake.com/

　九州は確執がいっぱいある。例えば福岡市と北九州市の確執や、九州の経済2番手を張り合う大分と熊本の確執。飲みの席で最初はネタっぽく確執の話が始まっても、だんだんヒートアップしてネタじゃなくなってくるところあたり、ガチ感があって良い。でも愛の反対は無関心って言うように、それだけお互いの良さを感じているからっていう所があるのよね。だって北九州の八幡製鉄所があったから九州の発展があったわけだし、温泉と山々の自然は大分と熊本は最高だし、宮崎にはマンゴーと世界でも有数のサーフィンスポットがあって、鹿児島には屋久島と奄美大島も桜島もある。長崎は原付バイクの世帯当たり保有数が全国トップだし、佐賀はアリがでかい。

　今回行った熊本のキャンプ場は、福岡市から高速道路を使って車で2時間30分くらいのところ。キャンプ場って大体2時間30分くらいのところにばっかり点在しているよね。これって、トリビアになりませんか？

　服掛松キャンプ場は、広い。ほんでオートサイト、電源サイト、キャンピングカーサイトからロッジ、ログサイトと、いろいろある。結構珍しいキャンプ場。傾斜もあって、散歩も楽しい。

　キャンプ場の入り口には、薪割り用の斧と割台が設置されている。キャンプ場とかで購入できる薪は、大体デカくて、その半分くらいのサイズだったら良いのに　といつも思う。でもこのキャンプ場だったら自分の好みに薪を割ることが出来る！でも気を付けて！薪割り、結構危ない。振り下ろしたら斧が反動で自分の足下あたりにくるよ。薪と一緒に自分の足も割れちゃうよ。お腹にきても腹筋は割れないよ！

　この日は11月ということもあって、寒かった。寒いと焚き火がやっぱり、良い。焚き火の匂いがたとえ付いても、やめられない。。。そして星がきれい。星は当然、新月の時が良く見えるが、この日はあいにくの満月。でもそれはそれで、綺麗だった。

　朝ごはんはハンバーガーにしてみた。これがめちゃめちゃよかった。ただ、早朝のひき肉手ごねは相当身体に堪えるので、結構な覚悟が必要だ・・。キャンプ飯が大好きな自分は、なんのその。冬キャンプの良いところって色々あるけど、食材の温度管理をしなくてよいところは結構気に入っている。外のボックスに入れておけば天然の冷蔵庫になる。ひき肉の調子が良かった。

　ってか、「手ごね」ハンバーグをアピールする洋食屋って結構あるけど、手ごねってそんなにアピールポイントになるのかな。人によっては嫌じゃない？手ごね。僕は嫌いじゃないけど。でも手ごねって、アンニュイ。

　このキャンプ場のもう一つの良いところは、近くに「高千穂」があるという事。高千穂は、日本の神話の激震地だ。天照大神が岩に隠れたという神話で有名な天岩戸神社がある。バリバリのパワースポット。行ったことがない人は、是非寄ってみてほしい。でも僕のおすすめは、高千穂神社。上の写真は、その神社の写真。この神社の奥にちょっとした林道があって、その先には水の祠のような場所が存在する。僕はここをドラクエスポットと勝手に呼んでいるのだけど、RPGの世界に迷い込んだ様な、不思議な気分に陥る。全国津々浦々旅行しているが、こんなスポットはここだけしかない。九州県外の友人に必ずお勧めする場所の一つだ。

　香川のキャンプでもそうだけど、キャンプの醍醐味の一つって、その近くの観光スポットも気軽に立ち寄って楽しめるところにあると思う。高千穂を知っている人なら分かると思うけど、ここって結構九州の市街からは遠くって、行き帰りに苦労する場所なのよね。だからせっかく行くなら、思う存分楽しまないと、なんだかもったいない。そういう意味では、服掛松キャンプ場とセットでこの地域を楽しんでみるのもまた、大人のアソビだと思うよ。