銚子川という、三重県にある川をご存知だろうか。いつかのNHKスペシャルでこの川の特集が組まれていたが、それによると、透明度が非常に高いため淡水と海水の境い目を水中で確認する事ができ、例えば淡水魚の生態を知ることが出来る等、世界でも数少ない、たいへん綺麗な川であるとの事。
この川沿いでキャンプが出来たら良いな、と思ったのが今回のキャンプの発端である。舞台は「キャンプinn海山」。19年6月の事。
キャンプ場は、熊野古道に近い場所にある。兵庫・大阪にお住まいの方ならご存知かと思うが、このエリアはアクセスがそこまで良くない。車で大阪市内から片道3時間程度を要する。しかしそれだけの労力をかけても良いくらい、このキャンプ場、もっというと銚子川に感動した。後述していきたい。
想像していた通り、非常に綺麗な川だった。そして、虫が少ない。6月の初夏だったこともあったのか、それとも川が綺麗だったからなのか、まったくと言って良いほど、蚊と遭遇しなかった。
初夏なのでまだ寒かったが、でも川遊びが、楽しい。野郎3人で水を掛け合った。何をやっているのか。となりの子供たちに、めっちゃ笑われた。本望である。
水がとにかく透明。「澄んでいる」という言葉はこの川にふさわしい。かの夏目漱石は、「I Love You」を「月が綺麗ですね」と和訳した。「You are Beautiful」を「澄んでいますね」としたい。後ほど、この文章は削除します。
今回のキャンプ飯は、定番ステーキとローストビーフ、スペアリブにブイヤベース。あとはプラチナム白米だ。キャンプ経験者なら周知の事実かと思うが、結局のところ、ステーキがコスト面と手抜き面において、トップオブトップで美味しい。オススメの仕上げは、スモークチップで最後に鍋蓋を使って燻し、香り付けをしてあげる事。これをするなどしないとで、全然仕上がりが変わってくる。
朝ごはんは、昨夜のブイヤベースの残りを使ったリゾットと、ローストビーフチーズトースト。モーニングコーヒーも忘れてはならない。
キャンプinn海山は、区画サイト形式になっている。フリーサイト好きの方には物足りないかもしれないが、銚子川の近くにあるキャンプ場はここだけなので、ぜひ利用をお勧めしたい。
最後に、シーシャ(水タバコ)でチルアウトした。この日、キャンプデビューを飾った25才の証券マン(法務部)のN君に教わったワードだ→チルする。帰るのが名残惜しい、素晴らしいキャンプ場だった。
チルするってなんやねん、調子狂うわ。
環境 :★★★★★(銚子川が最高。一度は行く価値あり。)
立地 :★★☆☆☆ (良いキャンプ場にたどり着くには時間がかかる)
トイレ :★★★☆☆
風呂 :★★★☆☆(車でいける距離に温泉アリ)
価格 :★★★☆☆
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